『柔道整復師は給料が安いの?』
『将来性はない?』
『本音が知りたい』
そんな疑問に、柔道整復師の息子が答えます。
○柔道整復師の本音:給料は安い?
○柔道整復師の本音:将来性はない?
ちなみに今回の記事内容はあくまで主観的な要素を含みます。
あくまで参考程度に読むことをお勧めします。
柔道整復師の本音:給料は安い?
柔道整復師を目指す上で、給料は特に気になりますよね。
そこで今回は柔道整復師の給料に関して、見ていきます。
実際に柔道整復師の求人なども参考に見ていきましょう。
柔道整復師の給料|新人の場合
まず、柔道整復師の国家試験に合格して新人として就職する場合、初任給はどれくらいもらえるのでしょうか?
新卒で初めて接骨院に勤務した場合、地域にもよりますが、額面では20〜25万円程度が相場と言われています。
ちなみに社会保障、雇用保険、所得税などを差し引きして手取りでは16〜20万円程度です。
また正社員として雇用される場合は、長期雇用を前提として3ヵ月程度の試用期間を定めているところがほとんどで、その期間は、給料が少なめであったり、ボーナスなどは設定されていない場合が多いです。
求人サイトの参考例↓
柔道整復師の給料|全体の相場
一方で、新人だけでなく全体の、柔道整復師の給料相場はどれくらいなのでしょうか?
最近の接骨院では、明確な基準の昇給制度が導入されていたり、新人でも安心できる充実した教育体制が敷かれていたり、システムとしてホワイトな雇用体制になっているところも少なくありません。
経験年数、立地(都心か地方か)、雇用形態などによりますが、接骨院や整骨院に勤める柔道整復師の平均年収は、300~700万円と言われています。
参考:https://www.judo-ch.jp/seifukusisrch/jusei-study/13/
また開業している接骨院の院長の平均年収は、500〜700万程度です。
私の父がここに当てはまりますが、売り上げ規模は年間で1,000万円以上です。
あくまで個人経営の接骨院なので、一概には言えませんが、早ければ30代後半で院長クラスになれる人もいるようです。
安定した暮らしを求める場合は、不自由ないレベルの給与がもらえる職ではないでしょうか。
柔道整復師の本音:将来性はない?
ここまでみた通り、柔道整復師は十分平均レベルで稼ぐことができる職業です。
では、将来性はどうなのでしょうか?
柔道整復師の将来性|給料は減る?
まず給料面です。
一昔前まで接骨院はほとんどが個人経営だったため、給料や雇用形態などはかなり不安定でした。
しかし最近では、しっかりと法人化して経営する接骨院や整骨院も増えており、労働環境はかなりホワイトになっています。
中には、新卒採用にも関わらず、給与が比較的高めの額面28万円でスタートする整骨院グループも存在しています。
この場合、一昔前なら「初任給が高い分、それ以降に昇給する可能性がないのではないか」、「働く環境が整っていないのではないか」という不安もありましたが、昇給条件などが明確になっていることも多くなっています。
もちろんそのような治療院は人気で、まだまだ募集していること自体が少ないですが、今後はこのようなホワイトな接骨院が増えてくると考えられています。
柔道整復師の将来性|ただ将来性は微妙かも
ただし、ここ5年ではなく、もっと長期的な目線で考えると、将来性は正直微妙です。
というのも、皆さんご存知の通り、日本は超高齢化社会になっており、接骨院などを利用する方は高齢の方が多いのが現状です。
そして2025年を基準に、高齢者が減っていく時代がくると言われています。
なので、柔道整復師だからと安心していると、危ないかもしれません。
雇用自体が減るかどうかはわかりませんが、患者数が少なくなるので、他の接骨院との競争が必要な時代になっています。
柔道整復師の資格を活用しつつ、鍼灸の資格も取る、ダイエットや骨格矯正などのサービスも行う、スポーツのトレーナーなどもする、など幅広く武器を付けておきましょう。
柔道整復師の本音まとめ
今回は柔道整復師の本音をまとめてみました。
ほとんどの内容が柔道整復師の父にインタビューをした内容です。
あくまで主観的な部分も含みますが、柔道整復師を目指す人には、リアルな意見として参考になれば幸いです。
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